広報の原です。
キャンピングトレーラーの修理をご依頼いただきましたので、作業内容をご紹介いたします。

今回ご入庫いただいたのは、イギリス・Swift製のキャンピングトレーラー 「Sprite Quattro FB」。
全長約8メートルという迫力あるサイズです。

今回のご相談は、破損してしまったリア上部右側に装着されている車幅灯の修理です。
キャンピングトレーラーは車体サイズが大きいため、取り回しも難しく、ボディの角をぶつけたり、擦ってしまうケースも少なくありません。
通常は鈑金修正+純正部品の交換を検討しますが、イギリスのレアなキャンピングカーのため、部品の入手がなかなか困難で時間もかかってしまうため、破損部を覆い隠せる部品を製作して修理していくことに。
オーナー様からは「機能をしっかり回復させながら、見た目も自然に仕上げたい」というご要望をいただきました。
そこで採用したのが、3D技術を活用した修理方法です。

まずは両側の車幅灯を3Dスキャナーで読み取り、周囲のモール形状やボディラインをデータ化。

実車の形状をそのままデジタル化することで、現物にぴったり合う専用プレートを設計します。

「修理した部分が目立たない」だけでなく、まるで純正オプションパーツのように見えるデザインになるよう、形状バランスも細かく調整しました。

3Dプリンターで製作したパーツは、そのままでは表面が粗いため、パテ処理で面を整えます。

丁寧に研磨して質感を調整。

ボディ同色に塗装して、既存ボディと違和感のない仕上がりへ。

鈑金塗装の技術とデジタル製作を組み合わせることで、強度と美観の両立を実現しています。


完成後は、リア左右にプレートと車幅灯を取り付け。
3Dスキャンデータをもとに製作しているため、モール形状にぴったり沿う自然なフィット感となりました。

修理というよりも、最初から装着されていたかのような完成度です。
なお、ヘッドライト点灯時には車幅灯も連動して正常に点灯し、安全性もしっかり確保されています。

キャンピングトレーラーは一般的な乗用車とは構造や部品入手方法が異なり、修理方法にも工夫が必要です。
今回のように、既存部品に頼らず「作ることで直す」対応も可能です。
キャンピングカー・トレーラーをはじめ、特殊車両の修理やカスタムについてもお気軽にご相談ください。
お仕事をいただき、誠にありがとうございました。