施工事例

日別アーカイブ: 2021年9月21日

ミニクーパー:ユニオンジャックルーフ塗装

ミニクーパー5ドアがご入庫いたしました。
ルーフのカスタムペイントのご依頼です。


英国の国旗「ユニオンジャック」柄にペイントさせて頂きます。
インパクトが大きく、見た目の雰囲気が一気に変わる人気のカスタムです。

ミニのユニオンジャックルーフは一般的にステッカーやラッピングが多いですが、塗装の方が、耐久性は優れていますし、仕上がりも断然きれいです。
そして今回はラッピングでは再現できない色合いにこだわりたいというオーナー様のたってのご希望で作業をさせて頂くことになりました。


下処理は、アンテナなど邪魔なパーツを取り外してからの施工となります。


ルーフの縁の部分まできっちり塗装するので、ドアを開けた状態で塗装します。

塗装部分以外をしっかりとマスキングします。


何種類もの幅のテープを使って寸法を測りながら、丁寧に貼って慎重に進めていきます。
ユニオンジャックの模様は簡単そうに見えますが、前後左右とも対称では無いので、マスキングも一筋縄ではいきません。


ベースカラーが塗れたら、次に白を塗ります。
白を塗って乾かした後に、またマスキングをしていきます。


次に赤を塗ります。


乾かしてからマスキングを取ると、綺麗なユニオンジャックが現れました。
バッテンのところよく見て下さい! 左右対称ではないのが判りますね?
最後にクリア塗装をして完成です。

お客様と何度も打ち合わせをさせて頂き、一般的なユニオンジャックの色ではなく、赤、青は落ち着いたトーンの色を、白はアイボリーに近い色を使用してレトロな雰囲気に仕上げさせて頂きました。

このようなこだわりのカラーで構成できるのもカスタムペイントならでは。

ユニオンジャックの色合いを敢えて地味にして、純正ボディカラーとの調和を図るというオーナー様の狙いどおり、個性的でありつつも、「大人のミニ」に仕上がったのではないでしょうか?


お仕事をいただき、ありがとうございました。

フェラーリ360:本革貼り ダッシュボード 張り直し 修理

こんにちは、RIP 内装部門 ケイファイブの黒瀬です。

フェラーリ 360 のダッシュボード修理のご依頼を頂きましたので、紹介させて頂きます。

本革ダッシュボードの場合、本革の経年劣化によって本革の剥がれ、浮き、収縮が起きます。

この場合、劣化が少ない場合は、張り直し修理で対応可能な場合もありますが、

この作業は、劣化が少なく、収縮が少ない場合にのみお受けさせて頂いております。

劣化が激しく、収縮や硬化が進んでる場合は、張り直し修理となります。

この判断についても、張り直しご希望の場合でも、現物確認させて頂いてからの判断となります。

今回は、硬化、収縮が少し進んでおり、張替えの方がお勧めでしたが、張り直し修理で

対応させて頂きました。

↓修理後

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↓お預かり時

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あくまでも張り直しですので、本革の劣化も進んでおりますので、新品同様とまでは

行きませんが、生地の浮きや剥がれの問題は解消します。ただ、革の劣化を止める事は

出来ませんので、修理後、少しでも浮きや剥がれの発生を遅らせる為にも、屋根付きガレージでの車両の保管や駐車時のサンシェードを使用しての熱対策や断熱フィルムの施工等の対応が大切だと思います。

ご依頼頂きありがとうございました。

フェラーリ以外の本革貼りのダッシュボードの生地剥がれ、浮きでお困りの場合も、

是非、一度当店にご相談下さい。