施工事例

CX-30:フロント・ロアグリルを3Dプリンターでワンオフ製作

RIP広報の原です。
マツダCX-30のフロント・ロアグリルを3Dプリンターで製作し、取付させていただきましたので、ご紹介いたします。


まずは、取付前の画像がこちら。
ナンバープレートの両サイドにある純正のロアグリルはいわゆる吹き抜け仕様。


丸見えのラジエーターへ飛び石や枯葉などが入り、故障の原因になる可能性があるため、それを防ぐグリルをワンオフ製作したいというのが、今回のオーダーです。
アッパーグリルのデザインをあしらった社外品ロアグリルも販売されているようですが、フロントフェイスが派手になりすぎる印象があり、オーナー様ご希望のハニカムメッシュのデザインで製作させていただきました。


純正バンパーをスキャンしたデータを元に、CADでメッシュグリルを設計し、3Dプリンターで出力します。


バリを取り、表面を紙ヤスリ等で均していきます。


サーフェーサー塗装をして、さらに均していきます。
形状が複雑なため時間がかかりますが、手作業で丁寧に形を整えていきます。


下地処理の完了後、黒に塗装します。


フロントバンパーを外して、取り付けます。


取付前


取付後


気付きにくいかもしれませんが、やはりあるのと無いのでは印象が大きく違います。
また、きちんと枠があり、奥行きもあるので、汎用のメッシュパネルを切り張りしただけのDIY的なワンオフ品とは一線を画す仕上がりとなっています。


ロアグリルが主張しすぎず、メイングリルの意匠を損なわない自然な組み合せとなりました。
専門家の間でも評価の高いCX-30のデザインですが、更に洗練された顔立ちになったかと思います。
オーナー様にも、大変喜んでいただくことができました。
お仕事をいただき、ありがとうございました。