
広報の原です。
S耐富士24時間レースで、他車との接触がありながらも何とか完走するを果たした、HCM内野製作所FL5。
24時間を走り抜いた36号車ですが、至る所にダメージを受けRIPへ入庫してまいりました。
7月26・27日開催のS耐第5戦オートポリスに参戦するため、富士でダメージを負った外装の鈑金修理していきます。
S耐富士24時間レースのブログはこちら↓
鈑金修理する箇所は、主に右フロントと右クォーター周辺、左リアドアです。
特に右フロントは、他車と接触した場所のため、大きくフレームが歪んでいます。
フレーム修正機に車体を固定し、油圧ジャッキなどで引っ張ったり押したりして、フレームを元の位置に戻していきます。
肉眼では判らないズレもミリ単位で調整します。
フロントバンパー、フロントフェンダー、ボンネット、リアバンパーは、新品に交換。
ボンネットには、富士24時間レース前に公認を取ったオリジナルのダクトを取り付けます。
へこんだ鉄板を、引っ張り出します。
細かいデコボコをとるため、パテを薄く塗り硬化後に、サンダーなどで表面を削ります。
サフェーサーを吹き付け、研磨して下地を作ります。
この段階で一旦作業を中断し、テスト走行を行います。
各部品がきちんと機能しているかを確認するため、富士スピードウェイにてテスト走行を行いました。
テストは無事終了。 車両も問題なく走行できました。
テスト後、再入庫して塗装を行います。
ボディ同色で、修理箇所周辺と違和感のないよう丁寧に塗装します。
塗装完了後は、乾燥させてから表面を磨いて綺麗にしていきます。
組付けて、仕上げ磨きをして修理は完了。
元通り、綺麗に直りました。
お仕事をいただき、ありがとうございました。