施工事例

マクラーレン570S:ガーニーフラップ製作

RIP広報の原です。


マクラーレン570Sのガーニーフラップを3Dプリンターで製作させていただきましたので、ご紹介いたします。


ガーニーフラップとは、ウイングの後端に垂直に立てられる細い板状のエアロパーツです。
オーナー様は、鈴鹿サーキットでスポーツ走行を楽しんでおられます。
今回、コーナリングのスピードアップと安定性を得るために、ガーニーフラップ取付のご依頼を頂きました。


まず装着されているウイングを3Dスキャナーでスキャンします。


スキャンしたデータを元に、ガーニーフラップのデザインを決めていきます。


フラップのウィング端部からの高さが曲面に合わせて、全て一定になっている事がポイントです。


3Dプリンターで、長いフラップを4分割して出力します。


出力したフラップをウイングに取り付けます。

ウイングの複雑な3D曲面にピッタリ合わさっています。


ガーニーフラップを取り付けることで最高速はわずかに落ちますが、ダウンフォースを得ることができ、コーナリングスピードが上がるので、コーナーの連続するサーキット走行では有効なパーツです。


今後、オーナー様のご希望によってフラップの高さや角度を変更したり、素材を変えたりするかもしれません。
まずはこのガーニーフラップで、テスト的にお試しいただければと思います。
お仕事をいただき、ありがとうございました。